2月1日のキャンプインを前に、千葉ロッテマリーンズの選手65人を含め、監督、スタッフ総勢121人が30日夕、空路石垣入りした。南ぬ島石垣空港では地元ファンや石垣島協力会などの関係者ら約200人が出迎えた。山室晋也球団社長は「今季は伊東監督の下、熱く、勇ましく、泥臭く、勝利にこだわっていく。優勝し、水牛車を先頭にパレードしたい」と力強く語った。ロッテの石垣島キャンプは今年で8年目、昨年に引き続き1、2軍合同で、2月1日から20日まで、市中央運動公園を主会場に展開される。
東京の降雪の影響で約30分到着が遅れたが、選手らは疲れの色を見せず、ファンが待つ到着ロビーに姿を見せた。JTA石垣空港所職員が「鷲ぬ鳥節」の三線演奏でチームを歓迎した。
同ロビーで行われた歓迎式に、山室社長、伊東勤監督、青山道雄2軍監督、岡田幸文選手会長と大嶺祐太投手、翔太選手が出席。
山室社長は「大嶺祐太、翔太は昨季、1軍同時出場するなど着実に力をつけている。今季、投打のヒーローとしてお立ち台に立って、チームを盛り上げてほしい」と期待の弁。
先日の第9回千葉ロッテ杯・第8回大嶺祐太旗で優勝した少年武蔵の玉木聖也主将(平真小5年)ら6人が花束を贈った。
同協力会会長の中山義隆市長は「新空港開港以降、観光客も増加し、八重山観光は好調だ。ロッテの選手たちもこの地で力をつけて、リーグを制覇し、日本一になってほしい」と激励。
ISHIGAKI26の大城文博会長は「5年ぶりの優勝への第一歩がここから始まる。大嶺兄弟も開幕1軍スタートできるよう頑張ってほしい。伊東監督も“泥臭く”をテーマにしており、基本に立ち返った野球に意気込みを感じる。石垣島のファンも今キャンプから1年間、戦う気持ちだ」と話した。