第13回石垣島マラソン(石垣市など主催)が25日、市中央運動公園陸上競技場を発着点にフルマラソン、23㌔、10㌔の各コースで行われ、フルの女子は久保田文(50)=竹富町=が地元勢として初の大会2連覇を達成。男子はゲストランナーの藤田敦史(38)=千葉県=が初優勝を飾った。今大会には地元や海外を含む全国各地から過去最多の4723人が出場、4118人が完走を果たした。完走率は87㌫。
石垣島地方気象台によると、この日午前9時の気温は20.6度、湿度58㌫、南東の風5.8㍍。午後1時32分には24.1度まで気温が上昇。青空と3月中旬並みの陽気の中、ランナーはアップダウンの激しい石垣路を駆け抜けた。
フル男子は序盤から地元の王滝将弘(24)が飛び出し、レースをリード。30㌔地点で1位王滝と4分差の2位だった藤田がペースを上げ、王滝がけいれんを起こす中、33㌔過ぎにトップに立ち、そのままゴールテープを切った。女子の久保田は序盤10㌔までは3位でレースを展開、徐々にテンポを上げ首位に立つと2位に4分の大差をつけ、2連覇を達成した。
23㌔男子は入高島卓也(31)=島尻郡=、女子は会田麻紀(33)=埼玉県=、10㌔男子は乕田佳則(48)=大阪府=、女子は南沙知(32)=和歌山県=が優勝を飾った。
大会はフルに1689人が出場、1474人が完走、完走率は87%。23キロは1243人が出場、1044人が完走、完走率84%。10㌔は1791人が出場、1600人が完走し、完走率は89%だった。
市のマスコットキャラクター「ぱいーぐる」と石垣牛のマスコットキャラクター「南の島のゆんたくん」がスターターを務め、大会を盛り上げた。
今大会では地元勢上位入賞者の中から、10月に開催される岩手県北上マラソンへの派遣選手が選ばれ、後日発表される。