石垣市消防本部(大工嘉広消防長)がまとめた2014年火災発生件数は23件(死者1人、負傷者3人)で、13年の30件(死者1人、負傷者1人)より減少したものの、過去10年間で前年に次いで2番目に多い発生となった。
種類別ではごみ焼きなどその他12件が最も多く、次いで建物火災10件、車両火災1件。前年比ではその他1件増、建物火災2件減、車両火災5件減となっている。
火災による損害額は6350万円で建物損害額が6301万9000円、その他が48万1000円で、13年の損害額359万6000円を大きく上回った。
建物火災では昨年12月21日に登野城で民家が全焼し男性1人が焼死したほか、31日深夜に白保で2階建ての民家を全焼する火災があった。また、4月にはユーグレナモール内の民宿から出火、男性1人が煙を吸い込み、入院した。
原因別ではごみ焼きからの延焼が6件と最も多く、電化製品からの出火、放火の疑い、火遊びなどがそれぞれ2件、放火や火の不始末、火入れによる延焼、コンロから離れたことによる火災がそれぞれ1件となっている。