アーサ(ヒトエグサ)の収穫時期を迎え、隆起サンゴ礁石灰岩が広がる八重山各地の海岸は、干潮時に緑のじゅうたんと化している。
石垣市の白保海岸では18日、干潮に合わせて女性たちがかごを手に岩場にびっしりと生えたアーサを指先で摘むように次々と収穫していた。
毎年、アーサ採りをしている新良貞子さん(79)=白保=は「今年はいつもより少し早い。毎年楽しみにしており、今年も期待している。白保のアーサは格別だよ」と話した。
収穫したアーサは乾燥させて使うのが普通だが、生で冷凍保存する方法もあるという。
収穫したアーサは澄まし汁や天ぷらにして食される。