日本一早い「超早場米」の田植えが17日午前、石垣市新川の平田原で始まった。
他の農家に先駆けて田植えを行ったのは新川に住む仲新城淳さん(78)。曇り空の肌寒い天気の中、30㌃の水田に五条植えの田植え機でコシヒカリを植え付けた。
仲新城さんは今年、一期米として9㌶の栽培を計画。2・5㌶への植え付けを予定しているコシヒカリのほか、はえぬきやひとめぼれ、黄金もちなど5種類を植える予定。
今年の苗は昨年12月16日に種まき。寒さで成長が少し遅れているが、「出来はまあまあ」という。
この日植えたコシヒカリはゴールデンウイーク明けの5月10日から13日の収穫を予定している。
今年、仲新城さんは主力のコシヒカリで半分を完全無農薬、残り半分を90%の減農薬で栽培し、付加価値を高めることにしており「未(ひつじ)年の今年は豊作となることを期待している」と話した。