【埼玉県越谷市・東京武蔵村山市】八重山ビジターズビューロー(YVB、会長・中山義隆石垣市長)が航空会社4社とタイアップし、直行便が就航している本土の都市で展開している観光誘客プロモーションイベントが、14日に越谷市のイオンレイクタウンkaze、16日に武蔵村山市のイオンモールむさし村山でそれぞれ開催された。関係者らが路線を紹介するとともに八重山の魅力をアピールした。
イベントは、新石垣空港開港に伴い、路線が就航した本土の都市から誘客を図る狙い。航空各社の営業担当者や客室乗務員、ミス八重山南十字星の東内原真子さん、石垣市のマスコット「ぱいーぐる」が参加した。
今回は、課題となっている冬場の観光について需要を喚起し、観光客数が減少傾向にある与那国島への誘客も図った。長命草のちんすこうや、カジキのジャーキーなど与那国の特産品販売に力を入れてPRした。
イベントでは、八重山織物のミニファッションショーを行い、島唄ライブにはカワミツサヤカさん、迎里計さん、長間たかをさんなど八重山出身のミュージシャンが出演した。
八重山舞踊のステージも設けられ、都市近郊の大型ショッピングモールは、歌声が響き渡ると利用客たちが足を止めてにぎやかなライブを楽しんでいた。
特産品を販売するコーナーでは、航空券が当たる抽選会も行われ、販売には東京白保郷友会(迎里学会長)も協力してイベントを盛り上げた。
ミス八重山の東内原さんは「現在は猟が解禁されたイノシシ料理がおいしい。この時期は運賃が安く、暖かいので、ぜひ避寒地としてもお越しください」とPR。YBV担当の仲松英徳さんは「那覇空港の第2滑走路が出来るまでに、もっと八重山ブランドをアピールし観光客を呼び込みたい」と話していた。(黒島安央東京通信員)