発注が遅れている明石小学校体育館改築工事は15日、石垣市議会(知念辰憲議長)の臨時会で、請負契約案件が提出された。随意契約で、契約金額は2億4362万円。総務財政委員会(平良秀之委員長、委員8人)に付託され、可決された。16日本会議で可決される見通し。
同改築工事で市教育委員会は昨年9月16日、入札を行ったが、指名業者の入札額が予定価格を超過あるいは入札を辞退して不調に。再度見積もりを行った上で12月9日に再入札を行ったが、同様の事態となった。
このため、最低入札額を提示した業者と随意契約で調整した結果、締結の準備が整ったという。上程された契約金額は、当初の予定価格より1400万円アップしたという。
議案を審議した総務財政委では「今後のためにも原因を調査して対応すべきだ」との指摘があった。
同校体育館は1980年の建築。耐力度調査で危険物と判断されたため改築する。面積は532平方㍍で、鉄筋コンクリート造り2階建て。玄関部分の屋根は赤瓦を配する。施設はアリーナ、ステージ、放送室、器具庫、ピアノ収納庫、多目的トイレなどを整備する。