原油安を背景に全国的にガソリン価格の下落が続くなか、郡内の給油所でもレギュラーガソリン1㍑当たりの税抜き店頭価格が140円台の後半となり、ここ数年の最高値期を22〜29円下回っている。郡内で給油所を運営する各社によると、値下がりは昨年12月から大きくなっており、「今後もしばらくはこの流れが続きそう」とみている。
レギュラーガソリン1㍑当たりの税抜き店頭価格は15日、市内では平均149.2円、竹富町では平均146.8円、与那国町では148.5円で、ここ数年の最高値期より市内で22円、竹富町で27円、与那国町で29円安くなった。
竹富町の各離島では同日、西表島で平均145.5円、黒島は153円、小浜は148円、波照間は142円。
石垣市から竹富町の離島や与那国町に輸送する場合に適用される県の石油製品輸送等補助事業が2013年度から拡充されたことも、離島の店頭価格の引き下げにつながっている。
資源エネルギー庁が15日に発表したレギュラーガソリン1㍑当たりの13日の店頭価格は、全国平均で前週比2.6円安の142.6円となり、約2年5カ月ぶりの安値水準。前週を下回るのは25週連続で、過去最長に並んだ。
調査を担当する石油情報センターは、ガソリン価格について「来週も値下がりが続く」と予想しており、130円台も視野に入ってきた。
同センターのまとめによると、13日の県内の平均店頭価格は、税込み140.6円で前週の5日より4.9円安くなっている。