石垣市消防出初め式(石垣市主催)が11日午後1時から、旧石垣空港跡地にある石垣市消防本部(大工嘉広消防長)で開かれ、団員らが練習してきたはしご乗りなどの成果を披露する。
宮崎県から取り寄せた青竹で作ったはしごは5.74㍍。団員は一礼して上ると、手や足の組み方を変えながら多彩な技に挑戦。命綱と手足をうまく使いバランスを保つ。はしごの頂上では少し動くだけでかなり揺れる。
リーダーの當銘幸洋さん(48)は「教えてくれる人はいないので全員が試行錯誤でやっている。出初め式を見て、消防団に来てくれたらありがたい」と話した。
消防団に入って3年目の又吉倫要(りんよう)さん(36)は「支える人が少しでも楽になるよう6㌔のダイエットをした。本番はバッチリ決めたい」と意気込んだ。
昨年11月に県内初の女性副団長に任命された浦郫尚子さん(47)は「出初め式ではみんなと立つ位置が変わり少し寂しいが、副団長としてみんなのサポートに徹したい」と話した。