郡内のレンタカー登録台数が２０１４年３月時点で２３３９台となり、過去最高だった13年を２５５台上回ったことが沖縄総合事務局陸運事務所のまとめで分かった。特に石垣島で前年比３３０台増と大幅な伸びをみせている。14年の八重山への観光入域客数は年間目標の１０５万人を昨年11月で突破。南ぬ島石垣空港開港以降順調に推移する観光入域客数を背景に、増車に拍車がかかっているとみられ、八重山地区レンタカー連絡協議会（加盟21業者）の瀬戸守会長は「クルーズ船の観光客も見込めることから、今後も業者台数が右肩上がりで伸びる」との見通しを示した。
各島別のレンタカー台数は石垣島が１９７６台（前年比３３０台増）、西表島が２２３台（同78台減）、小浜島が25台（同２台増）、波照間島が16台（同１台増）、与那国島が97台（同１台増）だった。
瀬戸会長は「14年中に６業者が新たに参入した。空港周辺にも18業者が集まっており、今後も新規参入などの動きが予想される」と話した。
一方、「13年が良すぎたので、昨年もニーズに対応できるよう各業者とも態勢を整えていたが、稼働率はそれほど上がらなかった」とコメント。観光客数とレンタカー需要が比例せず、業者数が増えることで分散化が進んだと分析した。
また、タクシーは石垣島が12業者で２７７台（前年13業者２６９台）、西表島が３業者で９台（同２業者９台）、与那国島が１業者で４台（前年同数）だったほか、新たに竹富島で１業者３台、小浜島で１業者１台が加わった。