7日は七草、石垣市内の小中学校では給食に「七草がゆ」ならぬ「島野菜七草雑炊」が出され、児童生徒たちは七草雑炊に舌鼓を打ちながら、一年の健康を願った。
7日は五節句の一つ「人日の節句」。この日に無病息災を祈願し7種の野菜を入れた「かゆ」を食べる習慣が中国から日本に伝わり「七草がゆ」となったと言われ、また正月の食べすぎや飲み過ぎで疲れた胃を休めるため、春の七草をおかゆに入れて食べる。
この日の給食では、七草の代わりに島内で採れたニンジンやネギをはじめ白菜、小松菜、大根、ほうれん草、ショウガの7種の野菜が使われた。
このうち、登野城小学校3年1組(29人)でもみんなで雑炊を味わい、上地希和さん(9)は「野菜がいっぱい入っていておいしい」、佐藤優丞君(8)は「味がしみ込んでいておいしい」と笑顔をみせた。
担任の宮良弥生教諭(41)は「食を通して、季節の行事に関心を持ち、昔の人たちの生活の様子などを学んでほしい」と話していた。