新年の幕開けを祝う石垣市初春の交歓会(同実行委員会主催)が5日夕、市内ホテルで行われ、実行委員長の中山義隆市長は年頭あいさつで「110万を突破するだろう昨年の観光客数をしっかりキープし、満足度を高めて消費額を向上させ、収益の上がる質の高い観光を目指したい」と決意。知事交代による一括交付金への影響を懸念し、「翁長新知事には国政と連携して満額確保に取り組んでもらいたい。私どもも協力体制をつくりたい」と述べた。
交歓会には各界各層から大勢の市民が出席。新年のあいさつを交わし、石垣市の今年一年を展望した。
中山市長はあいさつで、旧石垣空港跡地への県立八重山病院の移転新築、新火葬場建設、登野城小学校の建て替え、国営石垣島土地改良区の着工などに言及、県立病院については「事業の芽出しが必要となる」とスケジュール通りの事業執行を要望した。
第1次産業分野では水産加工施設、大型定置網の整備事業、肥育牛の増頭対策に取り組んでいく考えを示した。
交歓会は、いしがき少年少女合唱団の市歌斉唱で幕開け。知念辰憲市議会議長の祝辞に続き、各団体の代表らで鏡開きを行った。高嶺善伸県議、砂川利勝県議もあいさつをした。舞台では、自動体外式除細動器(AED)救急ステーションの普及活動を行っているAED48-isg、八重山高校カラーガード部のパフォーマンスもあった。