数え97歳のマンタラー(カジマヤー)を迎えた白保地区の内原山戸さんと米盛きよさん、仲島光子さんが2日、集落内をパレード。それぞれの自宅前では、親族や住民が万歳三唱とモーヤーで長寿にあやかり、祝福した。
内原さんは1919年9月25日生まれ。子ども3人を育て上げ、現在は孫9人、ひ孫5人に恵まれている。長寿の秘訣(ひけつ)は「夫婦が仲むつまじく、前向きに明るく暮らすこと」で、「元気に長命できたおかげで子や孫たちの仕事ぶりを見ることができる。これからも温かく見守っていきたい」と満面の笑み。
米盛さんは1919年7月9日生まれ。子ども5人、孫17人、ひ孫16人。自身は7人兄弟の4番目で、上の3人に続くマンタラー祝い。「何事も前向きに考え、他人の悪口は言わないことが長寿の秘訣。元気にカジマヤーの年を迎えられたのも白保村の皆さんに温かく支えられ、楽しく過ごせたから」と感謝した。
仲島さんは1920年2月18日生まれ。子ども5人を育て、現在は孫12人、ひ孫5人に囲まれている。長男の勝広さん(63)は「85歳や88歳の時に97歳まで頑張ってほしいと思っていたので、今日の日を迎えられて最高の一言。100歳まで長生きしてほしい」と喜んだ。
パレードの後は、白保地区の新年恒例の生年合同祝賀会(同実行委員会主催)が白保小学校体育館で行われ、生年者299人が節目の年を祝った。