八重山漁協(上原亀一組合長)の2015年初セリが4日午前、荷さばき場で行われ、5日ぶりに活況が戻った。
マグロ類、マチ類、ハタ類など884・3㌔が水揚げされ、セリ人の掛け声の下、次々と競り落とされていった。スジアラ(アカジンミーバイ)がキロ当たり1800円の値をつけた。
2日夜に出漁したマグロはえ縄漁を営む嘉手苅覚さん(35)は初セリに合わせて寄港。「今年は航海安全で、出漁のたびに大漁であってほしい」と新年に期待を込めた。
初セリに先立ち、漁協職員、仲買人が集い、観音堂のある方角を向き、豊漁と航海安全を祈願。上原亀一組合長が「漁業者の航海安全と豊漁、仲買人の商売繁盛の年になるよう祈りたい」とあいさつした。