ボクシングの元WBA世界ライトフライ級チャンピオンで国際ボクシング殿堂入りが決まった具志堅用高氏(59)が18日、八重山署の一日警察署長に任命され、署員の服装点検や暴力団、犯罪者、飲酒運転者の排除を呼びかけるパフォーマンスなどを行った。
同日午前、同署の仲村智成署長から「一日警察署長」の委嘱を受け、制服にタスキ姿の具志堅さんは署員38人の服装などを点検。「社会三悪者へパンチ作戦」と題したPRで、暴力団、犯罪者、飲酒運転者のそれぞれのパネルを世界を制したパンチで突き破り、排除を訴えた。
現役当時に一日警察署長をやったことがあるという具志堅さんは「光栄です。八重山の安全のため事件や犯罪が起こらないよう、よろしくお願いします」と署員に訓示。
セレモニーを見学したオリブ保育園(南風原京子園長)の5歳児14人に「おじちゃんにも同い年の双子の孫がいるよ」と気さくに話した。
具志堅さんはその後、パトカーに乗り込み、白バイの先導で南ぬ島石垣空港などを視察した。