感染症の防止や来年4月1日から引き上げられる消費税について学ぼうと、市内の事業所を対象にした「衛生・税務無料講習会」(公益財団法人沖縄県生活衛生営業指導センター主催)が24日午後、八重山福祉保健所2階会議室で開かれ、市民10人が参加した。
感染症対策については八重山福祉保健所の保健総括兼健康推進班の宮川桂子班長、消費税や交際費などの税務については石黒達也税理士がそれぞれ講話した。
宮川班長は「多くの客が来店する事業所で感染症を防ぐには従業員の予防接種やマスクの着用が大事。手洗いや整理整頓も徹底してほしい」と述べた。
石黒税理士は「来年4月の消費税引き上げで事業所も料金を改定しないと消費税分を支払うことになるので検討すべきだ」などとアドバイスした。
また、電子化が進む青色申告についても説明した。
主催した同センターの林琉一郎経営指導者は「ホテルや美容室、飲食店などの生活衛生業は保健所の認可が必要。不特定多数の客と接するので感染症を引き起こさないよう注意してほしい」と呼びかけた。