年末年始の交通安全県民運動に伴う飲酒運転体験講習会が(市交通安全推進協議会、地区交通安全協会など4団体共催)が24日夕、八重山自動車学校で開かれ、約10人の男女が教習コースで実際に飲酒運転の危険性を体感した。
参加者は、同校職員から県内の飲酒運転の検挙状況やアルコールに関する話を聞きながら約1時間、ビールや泡盛を飲んだ後、車を運転し、スラロームや交差点、S字カーブ、クランクなどのコースを実際に運転した。
飲酒後、呼気から0.47㍉㌘のアルコールが検出された兼久勝太さん(30)は「飲む前は問題なかったが、S字などで判断が遅れ、ハンドルを切り返したりした。考えているよりも1—2秒遅れていると感じた。距離感もずれていて、びっくりした。飲酒運転の怖さを身に染みて感じた」と感想を述べた。
参加者全員から0.15-88㍉㌘のアルコールが検出され、同校の後浜幸成副校長は「一時不停止や接触があった。注意力が散漫になり、反応が遅れていた」と総括した。