「見直そう、あなたの生活習慣」をスローガンにした第25回石垣市健康福祉まつりと第34回障がい者週間・市民のつどい(同実行委員会主催)が7日、石垣市健康福祉センターで開催された。大勢の市民が各種コーナーで健康状態を確認しながらアドバイスを受けた。市民のつどいでは、健康福祉に関わる各団体が日ごろの活動をPRした。
積極的な健康増進と地域福祉の充実を目的に市、県のほか関係団体が参加。運動体験、健康チェックと相談、体力づくり、各種展示、バザーなど多彩なコーナーを設けた。
このうち、手話、点訳、音訳、障がい者美術展の各コーナーではスタンプラリーを実施、多くの子どもたちが福祉活動を体験。栄養コーナーでは最新型栄養教材を使い、模擬食材で日ごろの食事の栄養価やカロリーなどを計算していた。
自転車型トレーニング器具で体力測定を行い、年齢以上の持久力があると判定された石嶺幸男さん(74)は「毎朝1㌔歩き、体操もしているからだろう。野菜も多くとっている。まつりに来て運動と食事の大切さをあらためて感じた」と話していた。
検診ホールの舞台では、障がい者らで組織する10団体が活動内容を紹介したほか、踊りや歌も披露した。
屋外では就労支援事業所などがバザーを開催。アロマネットのスタッフ、赤嶺貴憲さん(29)は「今年は海の生き物をイメージしたクリスマスツリーを残業しながらつくった。うまくできたと思う。クリスマスを楽しんでもらいたい」と笑顔をみせていた。
実行委員長の中山義隆石垣市長はオープニングセレモニーで「がんなどは遺伝だとして生活習慣を変えようとしない人がいる。遺伝が100%ではない。健康は一日にしてならず。1日1日の積み重ねが大切です」と呼びかけた。