【与那国】在沖縄米国総領事館のアルフレッド・マグルビー総領事が4、5の2日間、町内の小中学校で講話し、児童生徒らに領事館の仕事や役割などを紹介しながら交流した。
このうち、久部良中学校では3年生5人に「世界とつながる英語」を演題に講話。マグルビー総領事は「私は人と人を結びつける仕事をしている。沖縄県内はほとんど回ったが、特に離島は楽しい。そこに住んでいる人たちとの出会いを大切にしている」と流ちょうな日本語で話した。
時々、英語で話しかけ、生徒が英語で返すと「ベリーグッド」(とても良いね)と褒めたりするなど和やかな雰囲気のなかで英語についても学んだ。
マグルビー総領事は、中東や在日米国大使館などで勤務も経験し、2012年に在沖縄米国総領事館に着任。もともとは文化の違いに関心を寄せていたが、日本語をまったく話せなかったため勉強に励み、その勉強も取り組み方を工夫して楽しくやったという。
その経験も踏まえマグルビー総領事は「英会話力を身に付け、英語を駆使し世界で活躍する人になってほしい」と生徒らを激励。
また、マグルビー総領事は「『ふるさと』が好き」と述べながら、変化していく生活様式については「生まれ育ったふるさとの生活習慣を取り入れると良い。そのスタイルは自分で判断を」とアドバイスした。