県健康増進計画「健康おきなわ21」の推進に向けて八重山保健所健康推進班は、飲酒した日と飲酒量をチェックするオリジナルの「節酒カレンダー」を作成、約600部を同保健所窓口で配布している。
県内男性のアルコール性肝疾患の死亡率は全国の2倍の状況。県は「健康長寿おきなわ」の実現に向け、がん検診や定期検診、肥満解消とともに適正飲酒を呼びかけている。
同班では昨年10~11月、郡内6事業所79人の協力を得て、適正飲酒量を超えた日と適正飲酒量の日、飲酒しなかった日を色付きのシールでカレンダーに記録してもらったところ、「飲酒する日が減った」「どちらかと言えば減った」と答えた人が41%に当たる計27人に上った。
同班の玻名城恭子さんは「記録していくだけでも飲酒量や回数が減る人がおり、カレンダーを配布して節度ある適度な飲酒量の周知を図り、適正飲酒を勧めていきたい」と話した。