山野を走るトレイルランニングの「第1回トレイルラン初開催石垣島ビーチ・トレイルラン2014」(同実行委員会主催)が30日、バンナ公園を発着点に於茂登岳、屋良部岳を結ぶ3コースで開催された。石垣島では初めての開催。県内外から参加した125人が島の自然を感じながら山野を駆けた。大会を運営する日本トレイルラン・サーキット協議会の辻祥光さんは「コース内容を充実させて来年からより大きな大会にしていきたい」と次回大会への意気込みを語った。
トレイルランニングは近年広がりをみせる環境配慮の考え方と健康ブームの相乗効果により新しいスポーツとして普及している。大会はタイム、順位への挑戦ではなく南の島の海と山を楽しもうと開かれた。
大会には島内の36人をはじめ、島外から89人のランナーが参加。バンナ公園を発着点に、屋良部半島を周回するコースや於茂登岳山頂を往復する58㌔、46㌔、32㌔の3コースで島の自然を満喫した。
屋良部半島を周回する58㌔のチャレンジコースを6時間23分30秒で走破した山本真二さん(32)=うるま市=は「海や景色を見て楽しみながら走ることができた。普段はトライアスロンに出場しているが、県内のトレイルランには出ようと思っている」と感想を話した。
大会のコース設定などについて辻さんは「石垣島はロケーションが良いので、環境面に配慮しながら山の稜線(りょうせん)を結ぶようなコースを設定できないか、石垣市とも調整していきたい」と来年以降の開催に向け考えを示した。