八重山地区老人クラブ連合会(東田盛正会長)主催の第36回八重山地区老人芸能大会が11月30日午後、石垣市民会館大ホールで開かれ、郡内各地の単位老人クラブ合わせて15団体133人が出演し、八重山舞踊や創作ダンス、古謡を披露した。会場は立ち見が出るほど盛況で、会員らのはつらつとした多彩な演目に盛んな拍手が送られた。
大会は、老人クラブ活動を通して培った地域色豊かな郷土芸能の発表を通して、生きがいと健康で活力ある長寿社会づくりに寄与するのが目的。
舞台は八老連役員による舞踊「赤馬節」で幕開け。この後、「安里屋節」(真栄里老ク)、「すきな人」(大川老ク)、「桃里節」(白浜老ク)、「来夏節/猫小節」(与那国町老ク)、「平和美ら花」(新川老ク)、「種子取アヨウ」(小浜老ク)と続いた。
このうち、新築した家の喜びを表現した黒島老人クラブの「家造りジラバ」の素朴でにぎやかな演技は会場を沸かせた。
第2部は「これから音頭」(大浜老ク)、「童神(わらびがみ)」(平得老ク)、「石垣村豊年/世果報音頭」(石垣老ク)、「安里屋節」(双葉老ク)、「首里城音頭」(登野城老ク)、「蟻節・六調節」(宮良老ク)など、あでやかな衣装に身を包み、若々しい踊りを披露した。
トリを飾った白保老人クラブは、創作ダンス「大阪ラプソディー」を披露し、客席から盛んな拍手を浴びた。