石垣市内の窯元13業者と離島の窯元4業者が一堂に会し、作品を展示販売する第5回石垣島やきもの祭り(同実行委員会主催)が29日、石垣市民会館中ホールで開幕した。会場には大勢の市民が詰めかけ、工房ごとに味わいのある作品を手に取るなどして興味深そうに見入った。
会場には作品約8500点のほか、5周年に合わせて舞台上に各工房の食卓5点セットを展示し、関心を集めた。
各工房から集めた「やちむんチャンプルーBOX」は5000円と3000円の2種類が午前中に完売。陶芸体験やシーサー作りなども行われた。
来るのは3回目で茶わんやはし置きなどを買ったという石垣暁子さん(42)=石垣=は「正規よりも安く、普段使いによい物を選んだ」、平田カヨさん(33)=竹富=は「大量生産よりも味がある作品が多く、良いなと思う」とそれぞれ感想。
竹田智生委員長(38)は「お皿は生活を豊かにし、日常に不可欠なもの。これだけの作家が一堂に会することはめったにないので、ぜひ見にきてほしい」と呼びかけている。
最終日の30日は午前10時から午後5時まで開かれる。