来年4月から始まる子ども・子育て支援新制度に向け、石垣市の支援事業計画案を検討している子ども・子育て会議(会長・小倉隆一市障がい者自立支援協議会会長、委員17人)は27日午後、市民会館中ホールで第6回の会議を開いた。市立幼稚園での午後預かり保育で定員を超える希望があった場合の対応について、市側は柔軟に対応する方針を示し、定員に達していない幼稚園に振り向けることも検討する考えを示した。
預かり保育は全園で実施。1園の受け入れ数は25人。へいしん、みやまえ両幼稚園では2クラスで実施するため計50人となる。
委員からは「定員をオーバーしたら切るのか。親にとっては切実。切られることがないようにすべきだ」との意見があり、市側は「国基準の30人以内であれば柔軟に対応する」と説明した。
委員からは、入園受け付け後に定員に達しない幼稚園に振り向けるよう提案があり、市側は「調整は可能と思う」と答えた。
幼稚園での3歳児保育については、2015年度はみやまえ幼稚園で実施。16年度には公立幼稚園9園を幼稚園型認定こども園に移行し、枠拡大を図る。
保育園への対応では、15年度で認可外保育施設1カ所、16年度で3カ所をそれぞれ認可化する計画。
同会議はあと1回の検討で計画案をまとめ、市は1月にパブリックコメント(意見募集)を行う。