このほど審査があった「第8回いつもありがとう作文コンクール」(朝日学生新聞社主催)で、平真小学校2年の平田つぶらさんがミライフ賞を受賞した。同校4年生で兄の誇(ほこる)君は「こども作文コンクール 感謝の心を未来につなぐ」(読売新聞社主催)で大賞に輝き、兄妹そろって大きな受賞となった。
いずれも家族への感謝の気持ちなどをテーマにした作文コンクールで、つぶらさんは3万3131点、誇君は400点の応募作品の中から選ばれた。
5人兄弟の末っ子のつぶらさんは、インフルエンザで寝込んだ時に、兄弟たちが優しくしてくれたことを作文につづった。誇君は作品の中で「自分がどんな人になっていくか」など祖父母が育てた自分の父親と自身の成長過程を重ねた。
26日に同校で喜びを語ったつぶらさんは「受賞できてうれしい。なかなか言えないけど、ありがとうの気持ちを伝えていきたい」と話し、誇君は「とてもうれしい。お父さんは厳しいけど、自分もお父さんのようにしっかりした人になりたい」と感想を述べた。
また、つぶらさんは賞金3万円を公益財団法人日本盲導犬協会、誇君は賞金5万円を心臓病のらい君を救う会にそれぞれ寄付した。