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平得で12年ぶりに結願祭 地域あげて古式ゆかしく祝う

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12年ぶりに行われた結願祭でミルクを先頭にファーマーなどを引き連れて練り歩く「ミルクヌマイ」=23日午後、平得大阿母御嶽前

 来夏世の五穀豊穣(ほうじょう)と字民の無病息災を祈願する平得村結願祭(同実行委員会主催)が23日、平得4カ所の御嶽と大阿母御嶽隣の平得祭り広場で行われた。平得の結願祭は2002年に58年ぶりに復活して以降、12年ぶり。弥勒が子や孫を引き連れて練り歩く弥勒前(ミルクヌマイ)もあった。

 この日は、早朝から地城御嶽(ギシュクオン)、大阿母御嶽(ウファムオン)、宇部御嶽(ウブオン)、多田御嶽(ターダオン)の4カ所で神司による神事が行われ、火炎の三角旗の旗頭「山頭」や弥勒、伝統ある獅子舞と棒が奉納された。

 午後3時からは平得祭り広場で祝賀会があり、山頭を先頭に弥勒前、大浜中平得生徒会のイルク太鼓、平得獅子棒同好会による平得村伝統の獅子パーシィや勇壮な棒術、平真小マーチングバンドレインボーが次々と登場。

 舞台では、婦人会や青年会、老人クラブ、保育園児らが舞踊を披露し、最後は参加者全員による「モーヤー」で締めくくった。

 同実行委員長の崎原喬平得公民館長は「今日の結願祭でピサイ村の繁栄と地域の連携を高めることができた。ミルク世の到来が必ずや実現するものと確信している」と述べた。 結願祭では功労者表彰も行われた。受賞者は次の皆さん。

 ▽伝統芸能功労者=粟盛邦彦(故人)、佐久川勲、山當日出夫、南風盛成和(故人)、田盛一雄、崎原永光、南風盛明彦(故人)

 ▽祭事功労者=生り島会(新田純子代表)、平真小マーチングバンドレインボー(松原範夫校長)、鳩間昇、西表健、兼松和子、島袋トキ子、西表直子、舟道サエ子、大浜立子、前盛恵子、東山資子、田島常子、田本絹江、西表章、慶田盛秀、仲本マサ、宇里トシ、田盛正

 ▽公民館功労者=東田盛正、蔵盛一夫(故人)、東宇里永清、新本信市、佐久川賢伴


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