12月2日公示、同14日投開票の衆院選で、八重山3市町を含む沖縄4区は、自民党前職の西銘恒三郎氏(60)と元県議会議長で新人の仲里利信氏(77)の一騎打ちとなる公算が大きい。西銘氏は自公体制、仲里氏は県知事で翁長雄志氏を支援した組織で戦う見通し。八重山でも今後、事務所の立ち上げなど、選挙に向けた動きが活発化する。
八重山での選挙は石垣市長選、3市町議員選挙、県知事選と続き4回目。衆院選が今年最後の戦いとなる。 県知事選では、公明党県本が自主投票を決めたが、今衆院選では再び自公体制で臨むものとみられる。
自民党八重山連合支部(支部長・砂川利勝県議)によると、まだ事務所開きなどの日程は決まっていないが、近く議員や関係者で話し合いの場を持ち、早急に対応していく。
砂川氏は争点について「国営土地改良事業も始まるので、離島振興しかないだろう」と話した。
仲里陣営は、うまんちゅの会石垣支部(共同代表・高嶺善伸県議ら)が中心。高嶺県議によると、22日の知事選総括会議で県知事選同様の枠組みで戦うことを確認した。
高嶺県議は「普天間飛行場県外移設の公約を翻した前職を許さない戦いになるだろう」と話した。
今衆院選は、安倍晋三首相が掲げる経済戦略「アベノミクス」継続の是非など全国的な争点に加え、沖縄では知事選に続き辺野古移設問題がクローズアップされそうだ。