八重山広域市町村圏事務組合(理事長・中山義隆石垣市長)のやいまぴとぅ人材ネットワーク構築基本構想第2回審議会(三木健会長、委員12人)が21日、市役所で開かれ、構想案の審議を終えた。案には情報発信・イベント・人材育成の各事業が盛り込まれている。広域組合は、この日の意見を踏まえて年内に案をまとめ、中山市長に報告する。
情報発信事業では八重山SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の設置・運営、イベント事業ではやいまぴとぅ大会の継続・強化、人材育成事業では八重山出身師弟の八重山留学などがある。
広域組合は2015年度を準備期間とし、16年度以降、事業の具体化を目指す。構想案は、実施の財源として一括交付金が不可欠としている。
委員からは「各郷友会の会長と市長や町長と年1回、交流会や話し合いを持てば会長の意識が変わる。ふるさとへの意識も変わる。会長の意識が変わらないと実行に結びつかない」などの要望もあった。
三木会長は「来年度は東京、大阪、本島などの各郷友会に構想を説明し、周知徹底を図るべきだ」と提案、委員も賛同した。