海底に沈んだごみを高校生らがダイビングをしながら清掃する活動が15日、名蔵湾内の海中で大崎から500㍍沖合と名蔵湾内のポイントで行われた。八重山商工高校生徒や職員、一般市民合わせて17人が参加、土のう袋5袋分の生活ごみと漁具やブロックなどを引き上げた。
八重山マリンレジャー事業協同組合(藤井成児理事長)が県サンゴ礁保全活動支援事業を受託して実施。ことしで4年目。
清掃は水深5~16㍍の海底で行い、ペットボトルや鉄製のいかり、釣り糸やブロックなどを回収。
在学中にダイビングライセンスの取得を目指している八重山商工3年の島尻純平君(18)は「海底にごみが散乱して悲しかった。卒業後は県外に就職するので、自分たちの海を自慢できるよう、普段からごみを捨てないよう心がけたい」と語った。
藤井理事長は「国外からの漂着や地元のごみはまだまだ多い。陸から流れるごみが海底に沈んでいると思って注意してほしい」と呼びかけた。