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「八重山に大きな役割」 東アジア共同体構想

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東アジア共同体構想について語る鳩山由紀夫氏=9日夜、ホテル日航八重山

 一般財団法人アジア共同体研究所理事長の鳩山由紀夫元首相が9日夜、「八重山と東アジア」をテーマに石垣市内のホテルで開かれた講演会(同実行委員会主催)に講師として出席し、「東アジア共同体構想を進める上で沖縄、八重山は大きな役割を果たす」と述べた。

 鳩山氏は、普天間飛行場の移設で「できれば国外、最低でも県外」を実現できなかったことに「県民に大きな失望を与えた」と陳謝した上で、持論の東アジア共同体構想への思いを語った。

 鳩山氏は「相手の国が嫌いだからで終わりではなく、どうやって仲良くするか、友愛の思想で共同体を構想し、実現していくことがアジア全体の軍事的な脅威を減らし、地域全体の反映につながる」と強調した。

 尖閣諸島について「もちろん日本の領土だが、互いの意見が違うことを認めること。領土問題がないと一方的に言うのは緊張感を高めるだけ。1972年の棚上げ合意に戻すことが重要だ」と述べ、日中首脳会談に期待感を示した。

 島しょ防衛を目的とした自衛隊配備については「中国脅威論ではなく、軍事力を減らす方向に促せば、ここに自衛隊を置く発想は成り立たない」とした。

 講演終了後、研究所の緒方修琉球・沖縄センター長を司会に、ジャーナリストの高野孟氏、与那国町議の田里千代基氏、石垣市議の前津究氏を加えて意見交換も行った。


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