県内高校生の県外国公立大学進学を推進するための「進学力グレードアップ推進事業」(県教育庁県立学校教育課主催)で、八重山高校から生徒8人(1年生3人、2年生5人)が6日夕、派遣先の関東と関西の大学に向け、南ぬ島石垣空港を出発した。
同事業は県外の国公立大学などへの進学者を増やし、大学進学率の向上を図るもので、県内の高校生を対象に500人を選抜。2泊3日の日程で希望大学での受講や講演会に参加する。
八重高からは今回、千葉大や東京海洋大などの関東コースに5人、奈良教育大や大阪府立大などの関西コースに3人が参加する。
関東コースを選んだ久高美南子さん(2年)は「将来は地元で医師として働きたいので第1志望は琉球大学を考えているが、今回の事業では第2志望の千葉大学があったので実際に見てみたいと思って応募した」、関西コースの知花さくらさん(2年)は「農業経済関係の仕事に興味があるので、どの大学にどんなカリキュラムがあるか知りたい」とそれぞれ話した。
同事業の派遣は10月も行われ、同校から関東コースに2人、関西コースに1人が参加した。
県内の大学進学率は2013年3月卒が38.2%。これを19年3月卒までには43%に引き上げる計画。