石垣市消防本部(大工嘉広消防長)は19日午後、同本部で来年度開かれる第38回県救助技術指導会に派遣する選手の2次選考会を行い、20人が挑んだ。選考会は11月に1次を実施し、来年2月に3次選考を行う予定。
この日の2次選考会では、18種類のロープの結び方を迅速に行う「基本結索」のほか、2人1組で這って要救助者を救助する「ほふく救出」、反対側の要救助者をロープを渡して救助する「ブリッジ救出」、腕力のみで15㍍の壁を登る「ロープ登はん」で技術と速さを競った。
大工消防長は「要救助者はもちろん、自分自身を守る技術でもある。職員たちは少しの合間を見つけては訓練に励んでいる。今回は例年より早い11月から取り組んでおり、レベルアップしている。来年行われる指導会で上位を狙ってほしい」と期待を寄せた。