【小浜】第12回かふぬ島ちゅらさん祭(同実行委員会主催)が25日、小浜島ちゅらさん広場でにぎやかに開かれた。絶好の祭り日和に恵まれたこの日は、島内外から1400人(主催者発表)が来場し、島ならではの多彩なプログラムを楽しんだ。
勇壮な獅子舞とテープカットで幕開けした祭り第1部では、小浜保育園や小浜小中学校の児童生徒がダンス、エイサー、パフォーマンス、すっかりおなじみになった「ばあちゃん合唱団」の元気な歌声が祭りを盛り上げた。
第2部ではゲストの成底ゆう子、佐久川和美、ミヤギマモル、古謝美佐子さんらがそれぞれの楽曲を披露し観客を魅了。フィナーレでは、出演者と来場者が一緒になって巻踊りを楽しんだ。
物づくりコーナーでは来場者がウームス(ござ)や、横笛作りに一生懸命挑戦。飲食ブースは、近海でとれた魚介類のてんぷらや、小浜大豆(クモーマミ)を使った汁物などに舌鼓をうったり、モズクやもち米など特産品販売も好評。乗馬体験コーナーも子どもたちに大人気だった。
■前津さんが最優秀賞〜小浜節大会 大岳あおぎ情緒たっぷり
【小浜】第11回小浜節大会(同実行委員会主催)が25日午後、同島のちゅらさん広場で開かれ、13人が島の民謡「小浜節」を競った結果、前津伸弥さん(石垣市大浜)が最優秀賞に選ばれた。
参加者は、歌詞にも歌われている「大岳(うふだき)」のふもとで情緒あふれる歌声を披露した。
石垣在小浜郷友会婦人部は舞踊「小浜節」を踊り、大会に花を添えた。
最優秀以外の入賞者は次の各氏。
▽優秀賞=真栄里悟(豊見城)▽優良賞=瀬名波恵子(石垣市新川)
■観光大使につちだきくおさん〜竹富町 「全国でどんどん名刺配る」
【小浜】竹富町は25日、第12回かふぬ島ちゅらさん祭で小浜島在住のミュージシャン、つちだきくおさん(57)に観光大使の認証状を交付した。
つちださんは、リゾートホテル「はいむるぶし」での定期演奏をきっかけに、1990年に小浜島に移住。
現在は島での生活をベースに、全国でライブ活動を行っており、小浜島の80歳以上のメンバーで組織する「おばあちゃん合唱団」とも共演し、竹富町のPRに貢献している。
つちださんは「月1回は全国を飛び回って歌っている。観光大使の名刺をどんどん配って宣伝し、ピカリャ〜をくまモンぐらいのレベルに引き上げることを目標に頑張っていきたい」と抱負を語った。
川満栄長町長は「観光大使として日本最南端の竹富町を全国にPRしてほしい」と述べ、たすきとPR名刺、2升半の認証記念ボトル「泡波」を贈った。
任期は3年。竹富町の魅力を広くアピールし、同町のイメージ向上につながるPR活動を行う。