旧石垣空港のシンボルとなっていた石垣市所有のターミナルビルは、近く解体工事が始まり、年内には撤去される見通しだ。旧空港では、市消防庁舎(旧石垣航空基地庁舎)を残し、ほとんどの建物が取り壊されることになる。
市章と「石垣空港」の看板が掲示されたターミナルビルは1973(昭和48)年11月に供用開始され、旧空港が閉鎖される前日の2013年3月6日まで40年間使用されてきた。長年、市民に親しまれてきた施設は年内には跡形もなくなる。
市空港課によると、ターミナルビルの一部が新空港アクセス道路にかかるため、県から年内の撤去を求められているという。20日に工事請負契約を結び、60日以内の解体を予定している。
ターミナルビルは一部2階建ての鉄筋コンクリート造りで、建築面積は1379平方㍍。