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Channel: 八重山毎日新聞社
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文部科学省が、握力や反復横とび、50㍍走…

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 文部科学省が、握力や反復横とび、50㍍走など8種目で行っている「体力・運動能力調査」によると、子どもの体力と運動能力は1985年ごろから低下傾向が続いているという▼この中で特に顕著なのがソフトボール投げで、文科省が公表した2014年度の調査で、11歳の結果は男子が29.6㍍、女子が17.4㍍で、親の世代(81年度)と比べ、男子で5.2㍍(14.9%)、女子は3.4㍍(16.3%)の低下がみられた▼50㍍走は男子が8秒8、女子は9秒1とほぼ親世代と似たタイムだけに、遠投力の低下が際立つ結果に▼親子や友達同士のキャッチボールや学校でのドッジボールなど、子どもたちがボールを投げる機会と場所が減ってきているのだろうか。八重山は都会と比べ、子どもたちがボールで遊ぶ場所も多いだけに、全国平均とは違う結果を期待したい。郡内の調査結果の公表が待たれる▼一方、この調査では30代男子と20~30代女子の体力・運動能力が低下傾向にあるものの、50代以降の男女で緩やかに向上、65歳以上はほぼすべての調査項目で数値が上向いた▼街中でもウオーキングやジョギングなど、健康を維持、管理するため運動する中・高齢者の姿をよく見かける。若年層も年を取って慌てないよう、今のうちから体を動かす習慣を付けておくべきだろう。(下野宏一)


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