15日から始まる新聞週間を前に、配達従事者の労をねぎらおうと、八重山毎日新聞販売店会(栽丈夫会長)は13日午後、石垣市内のホテルで感謝の集いを開き、3年以上の従事者37人を表彰した。
表彰式で垣本徳一取締役社長室長は一人一人に賞状を手渡し、「たくさんの方々の力で各家庭に新聞が届けられており、感謝している。引き続き協力をお願いしたい」とあいさつ。栽会長は「皆さんが考えている以上に配達された人はありがたいと思っている。その気持ちを忘れず、雨の日も風の日も頑張ってほしい」と激励した。
大城誠徳さん(84)は妻の幸子さんとともに10年表彰を受けた。午前4時に起床、5時には販売店に新聞を取りに行き、6時前には配達を終えるという。「時がたつのは早く、10年はあっという間だった。配達は健康に役立っている。今後も体が動く限りやり続けたい」と意欲。
奨励賞を受賞した玉城健一さん(81)は孫から新聞配達を引き継ぎ、今年で6年目。台風の日は妻の政子さん(78)も手伝い、28部を配達しているといい、「今後もできる限り頑張りたい」と笑顔で語った。
姉の影響で新聞配達をはじめ、5年目を迎える八重山商工高校2年の下地玲美菜さん(16)は「配達し始めてから学校に遅刻しなくなった。3年まで続けたい」と語った。
午前11時30分からはランチバイキングも行われ、参加者137人が料理に舌鼓を打ちながら交流を深めた。