【岩手北上市で砂川孫優記者】今年1月25日に友好都市提携を締結した岩手県北上市への返礼とスポーツイベントなどで交流を深めようと北上市・石垣市友好都市提携記念訪問団(団長・中山義隆石垣市長、50人)が11日午後、南ぬ島石垣空港を出発。東京から東北新幹線で同日午後11時すぎに北上市入りした。一行が乗った航空機は台風19号の影響で出発が3時間15分遅れた。
石垣空港で行われた出発式で団長の中山市長は「台風の影響で(出発が)大幅に遅れたが、友好都市を締結していただいた北上市に返礼したい。各団体は民間レベルでの交流をしてほしい」と述べた。
今回で連続4度目の訪問となる石垣・岩手かけはし交流協会の高木健会長は「マラソン大会や返礼式典、被災地視察や岩手かけはし交流協会とのパーティーで両市の絆を強めたい」と意気込みを語った。
記念式典やマラソン大会のオープニングで八重山の郷土芸能を披露する石垣市青年団協議会の宮良美香会長(31)は「初参加だが、両市の友好を深めるため(郷土芸能で)島の熱い魂を届けたい」と話した。
一行は、12日に開催される2014いわて北上マラソンに出場する10人の八重山選手を見送った後、被災地の大槌町を視察し、義援金を贈呈するほか、北上市による歓迎式典、石垣市・北上市友好交流パーティーに参加する。