2014年度第65回全国労働衛生週間が1日から始まったのを受け、県労働基準協会八重山支部安全衛生部会(宮良博文支部長・会員事業所230社)は7日午前、八重山労働基準監督署(比嘉健三署長)と事業所合同パトロールを市内2事業所で行った。比嘉署長によると、今年に入って2件の死亡災害が発生していることから、同支部では「意識を高めていきたい」としている。
パトロールには、支部会員と労基職員ら10人が参加。安全衛生の管理体制や作業環境の安全対策、従業員の健康管理体制について点検を行った。
このうち㈱ホクガン石垣工場では同社担当者から説明を受けながら、精肉加工室やもずく保存庫、マイナス45度の冷凍倉庫の業務環境をチェックした。
八重山労基の比嘉署長は「八重山地区では今年に入り2件の死亡災害が発生し、労働災害は緊急事態。改善点は適切にアドバイスしていきたい」と述べ、宮良支部長は「事業場の内部では見えないものを、パトロールで見て安全衛生レベルの向上と会員の意識を高めていきたい」と話した。