八重山高校(本成浩校長)は5日夕、今年創立50周年を迎える姉妹校の盛岡第四高校に寄贈する旗頭を関係者にお披露目した。旗頭は校章をあしらったデザイン。同校で18日に行われる記念式典で展示し、同校PTAや尚志会、八重盛48の会などのメンバーが出席する。
旗頭は頭の部分に校章、旗には同校のシンボルになっているペガサス、生徒が考えた「知命」や「新たなる伝統への飛翔」のスローガンを書き入れている。旗頭は石垣市登野城の新城弘志さんが制作した。
八重高は2012年の創立70周年の時に、盛岡第四高から南部鉄器のオブジェ「石割桜」の寄贈を受けており、50周年の節目に何かできないかと考えていたという。
PTA顧問の武富弘次さんを中心に昨年11月から準備を進めてきた。竹ざおは、新川字会や大川字会、双葉公民館の旗頭持ちのメンバーが鹿児島県で調達したものを使用。高さ9㍍のさおは式典会場に入らないため、頭と旗だけを展示する予定。さおは後日、郵送する。
武富さんは「間に合ってよかった。本当にホッとしている。盛岡第四高の皆さんに喜んでもらえれば」と安堵(あんど)の表情。田口貴子PTA会長は「この日を迎えられて感激している。きっと喜んでもらえると思うし、今後も長い付き合いができればと思う」、本成校長は「八重高の思いを伝えられたらと思う」と話した。