宮古島市で11月2日に開かれる第13回クイチャーフェスティバルに、八重山在宮古郷友会(松原英男会長)が初めて参加することになった。宮古人(ミャークピトゥ)としてのアイデンティティーを共有し、生まれ島を見つめ直す機会にしようと企画。76歳から29歳までの会員24人が創作部門に出場する。
旧城辺町の新城クイチャーをアレンジし、石垣らしさを演出しようとアンガマ面も取り入れたクイチャーで参加。4日に真栄里公園で全体練習を始め、当日まで計7回のけいこを積んで本番に臨む。
舞踊を指導する砂川富士子さん(70)=新川=は「うたの島、踊りの里と言われる八重山からの参加なので、しっかりと踊れるようにしたい」と意欲満々。
来間島生まれの砂川純一さん(73)は「ふるさとへの恩返しがしたい。同級生や先輩たちと酒も酌み交わしたい」と楽しみな様子。
松原会長は「くいをちゃーし(声を合わせ)、きぃむをちゃーして(心を合わせて)踊り、故郷への思いを寄せたい」と話した。