女子バレーボールの元全日本代表の高橋みゆきさんを講師に招いたバレーボール教室(沖縄県高等学校体育連盟八重山支部バレーボール専門部主催)が5日午前、八重山農林高校で開かれ、石垣市内の小中高校生約150人が実践的な指導を受けた。
バレーボールの競技人口の減少に歯止めをかけようと、同支部が初めて開催。高校バレーを通して高橋さんと知り合った八重山農林の松島理奈教諭が仲介して実現した。
教室で高橋さんはオーバーハンドパスやアンダーハンドパス、レシーブ、スパイクの仕方などをアドバイス。スパイクができない小学生にも基本的な動きも分かりやすく教えた。
高橋さんのスパイクでレシーブを練習する場面もあり、強烈なスパイクを受けた大浜中1年の仲村渠咲良さん(12)は「すごく強かった。スパイクの時に最後の一歩を早く踏むのが大事と言っており、勉強になった。11月の地区大会では優勝を目指して頑張りたい」と刺激になった様子。
白保小4年の世持結生(ゆい)さん(9)は「レシーブの時にまっすぐボールをとらえることが大事だというアドバイスが印象に残った。厳しかったけどすごく勉強になった」、八商工バレーボール部キャプテンの知念吉輝君(2年)は「高校男子の競技人口が特に少なくなっており、これを機に増えてくれればと思う。自分もこれから後輩に教える時、高橋さんのように教えたい」と話した。
高橋さんは「遊びのような練習ではあったが、きょう練習したことを頭の片隅に置いて今後も頑張ってほしい」とエールを送った。