県立八重山特別支援学校(玻名城安教校長)は3日、高等部作業部会の生徒が育てたオオゴマダラの食草、ホウライカガミ120鉢を石垣市教育委員会に贈呈した。
同校は、県の全島緑化運動の一環として2012年度から10年計画で校内緑化に取り組んでおり、同年度に蝶園を開園。13年度からホウライカガミの贈呈を始めている。
同校で贈呈式が行われ、市教委の當銘武志指導主事に苗を託した高等部1年の川平海斗君は「水やりをして肥料を与え、心を込めて育ててきた。ここと違う場所でも大きく成長してほしい」と期待した。
市教委は、小学3年理科の副読本として「オオゴマダラを育てよう」「観察・飼育ノート」を作成しており、贈呈された苗を学習に役立てる考え。市内の幼稚園・小中学校に配布することにしている。