石垣島の漁業で使われているスマムニ(方言)の調査を行った琉球大学「琉球方言研究クラブ」に在籍する学生8人がこのほど、調査結果を冊子にまとめ「石垣市字新川の漁業関連語彙(琉大方言28号)」として発行した。27日から2日間、同大(西原町)で開かれている学園祭「琉大祭」で販売している。部長の﨑山拓真さん(21)=登野城出身=は「八重山に古くから受け継がれてきた多彩なスマムニの語彙(ごい)を感じてほしい」と話している。
漁法や漁具の名称など、石垣島の漁師が語り継いできた漁業に関する専門的なスマムニ単語約550語を収録したほか、石垣島の概要や新川の移民の歴史などにも触れている。
同クラブは、冊子制作のため昨年12月から今年9月にかけて計4回、石垣市新川で漁師などから聞き取り調査を行った。
冊子はA4判全134㌻で一冊2000円。購入希望の問い合わせは、同クラブ部長の﨑山さん(090-6869-2071)まで。