地域に住む高齢者の見守り活動として「オジー・オバーの安全安心ローラー作戦」を展開している八重山署(仲村智成署長)は23日午前、新栄町婦人会(當山房子会長)と合同で新栄町と浜崎町で高齢者宅を巡回し、振り込め詐欺への注意呼びかけや交通安全指導を行った。警察官立寄り重点世帯のプレートも設置した。
新栄町自治公民館で出発式が行われ、同署地域課の船道安広課長が「新栄町には60世帯、浜崎町には28世帯の独居老人がいる。特殊詐欺被害が懸念されるので、高齢者の安心・安全を見守りたい」とあいさつ。
同婦人会の當山会長は「地域の婦人会として、この機会に高齢者にどんなサポートができるか考えたい」と話した。
ローラー作戦には婦人会員と地域の交番署員14人が参加し、4班に分かれ、高齢者宅を訪問した。
このうち、新栄町で商店を経営する金城藤子さん(76)宅では、警察官が振り込め詐欺の手口や防止対策を説明したほか、反射リストバンドを配布。婦人らは手作りのサーターアンダギーや粗品をプレゼントし、悩み事などを聞いた。
金城さんは「おまわりさんの巡回は安心する。子どもたちの見守りにもつながるのでジョートー」と喜んだ。