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八商工8強進出 秋季高校野球

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八商工3回裏、1番真玉橋のセカンドゴロを内野手が後逸するのを見て本塁ベースに突入する5番森田虎之介。後方は8番平安名勇太(2年)=23日、宜野湾市立野球場

 【那覇】第64回県高校野球秋季大会(県高校野球連盟主催)は23日、宜野湾市立野球場で3回戦を行い、八重山商工は第3シードの嘉手納高校を7-1で下し、2年連続5度目のベスト8に進出した。先発の具志堅忠憲(2年)が嘉手納打線を最少得点に抑え完投。打線もチャンスに効率よくつながり、夏の大会で敗れたシード校から勝利した。八商工は28日午前10時から、宜野湾市立野球場の準々決勝で美里工業とベスト4進出をかけて対戦する。

 八商工は一回裏、1死から2番宮良雄太(2年)が四球で出塁。続く3番仲嵩勇雅(1年)のサードゴロを相手野手がエラー、4番具志堅は四球を選び1死満塁とした。このチャンスに5番森田虎之介(1年)が左中間に走者一掃の二塁打を放ち、3点を先制した。

 三回と七回にも安打と四球で出塁した走者を、しっかりと犠打で得点圏に送り、相手守備の乱れや適時打で追加点を挙げるなど終始試合をリードした。

 投げては、この日も具志堅が危なげない投球をみせた。初回に四球の走者を出したが、四回まで無安打ピッチング。五回に四球と安打で走者を許し、暴投で1点を与えたが、六回からは完璧に嘉手納打線を抑えた。守備もノーエラーで乗り切り8強を勝ち取った。

 伊志嶺吉盛監督は「初回、森田が本能のままに来たボールをしっかりとうまく打ってくれた。具志堅は甘い球がなかった。完璧ではないが、自分の投球をしてくれた」と試合を振り返った。

 真玉橋樹主将(2年)は「具志堅が好投してくれた。自分たちもノーエラーで守りきったのが良かった。次の試合はモチベーションを高めた自分たちの野球をしたい」と述べ、勝利を誓った。

 結果は次の通り。

 【3回戦】

 嘉手納 000010000-1

 八商工 30200020×-7

 (嘉)仲地、大城-古謝

 (八)具志堅-前粟蔵

 ▽二塁打・森田(八)


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