第18回アジアマスターズ陸上競技選手権大会・第35回全日本マスターズ陸上競技選手権大会(アジアマスターズ陸上競技協会、公益社団法人日本マスターズ陸上競技連合大会実行委員会主催)は21日、3日目の競技を行い、石垣市の米盛博文(46)がM45(45~49歳)砲丸投げで12㍍72を投げ、優勝を飾った。同クラスの県記録も更新した。
マスターズ初出場がアジア、全日本クラスでの優勝となり米盛は「金メダルをもらったのは小学生以来。アジア、全日本での優勝なので二つ頂いた」と喜びを語った。
初の大舞台を前に「田舎者なので、雰囲気にのまれかけた」と笑った。今大会出場へ導いてくれた周囲に感謝し、「練習通りの記録が出せればいい。13㍍近く投げられれば優勝できる」と吹っ切れた。1投目、基準となる記録を出そうと「軽い気持ちでいった」投てきが、12㍍72をマークした。2投目以降は13㍍超えを狙い過ぎ「力んだ。裏目だった」と反省が口をついた。
「2カ月間の練習の成果を出せた。記録には納得している。初めての大きな大会を経験し、自分をコントロールできた」と収穫を語った。
無名の米盛の投てきに他の出場選手も驚いていたようで「大物食いというか、無名が存在感を示すのはやっぱり気持ちがいい」と満足げだった。
また円盤投げでも決勝に進出し、32㍍48で8位入賞を果たした。