【那覇】第64回県高校野球秋季大会(県高校野球連盟主催)は20日、沖縄セルラースタジアム那覇で2回戦を行い、八重山商工は延長十四回、3−2で興南高校にサヨナラ勝ちし16強に進出した。八商工は先発具志堅忠憲(2年)が粘り強いピッチングで好投。打線もこれに応え十四回裏、2番宮良雄太のサヨナラ安打で3時間27分の激闘を制した。
試合は興南がリードすると八商工が追いつく、両チーム一歩も譲らない好ゲームで延長戦に突入。八商工は十四回裏、左前打で出塁した9番平良桐哉(1年)を、1番真玉橋樹(2年)がバントで送り1死二塁。一打サヨナラの好機に2番宮良が左前に鋭い打球を放ち、興南のレフトが後逸する間に二塁走者の平良が一気にサヨナラのホームを踏んだ。伊志嶺吉盛監督は「具志堅がよく頑張ってくれた。宮良はミスを自分のバッティングで取り返した。自分たちで踏ん張るチーム力が出た勝利だと思う」と述べ、選手の奮闘に笑みをみせた。
八商工は23日午前10時から、宜野湾市立野球場で第3シードの嘉手納高校とベスト8進出をかけて対戦する。
結果は次の通り。
【2回戦】
興 南
000 101 000 000 00 |2
000 101 000 000 01×|3
八商工
(興)小濱、比屋根−佐久本
(八)具志堅−前粟蔵
▽二塁打・具志堅(八)