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戸眞伊さんが個展 市民会館

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戸眞伊さんが58種の島材を使って製作した角皿などに見入る参観者
=20日午後、石垣市民会館展示ホール

 島材にこだわり続け、沖縄県工芸士として58年間さまざまな木工作品を製作している戸眞伊擴さん(73)の「八重山の有用樹木58選展」が20日から石垣市民会館展示ホールで始まった。21日まで。

 会場には、石垣島と西表島で戸眞伊さんが厳選したサキシマスオウやリュウキュウコクタン、ガジュマルなど58の樹種を加工した角皿を展示即売しているほか、2011年に沖展賞を受賞した捻組接重箱や、肥松になり樹皮まで樹木の油(松ヤニ)で固められている珍しいリュウキュウマツも展示されている。 戸眞伊さんは、58年間の工芸士人生と58種類の有用樹をかけて展示会を開催。作品の製作に約1年を費やし、約300点を完成させた。

 樹木の色に特徴がある赤松や白松を使った角皿や年輪を美しく表現した力作に訪れた人々は感心しながら見入っていた。

 戸眞伊さんは「この機会に58種の木の肌や木目に触れ、加工された多くの作品を見ていただきたい」と呼びかけた。2年後には工芸士として60年を迎えることから、本島での作品展の開催にも意欲をみせている。


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