【東京】石垣島関連産品のセレクトショップ「石垣島商店」が13日、ファッションの街として知られる渋谷区代官山町にオープンした。石垣島の農産品や加工品、雑貨などを展示・販売する初めての施設で、物販と情報発信の拠点施設として期待される。石垣市や市商工会、農漁業団体で出資する㈱石垣市経済振興公社(代表取締役社長・我喜屋隆石垣市商工会長)が直営する。
店舗は商業施設の一区画で、1階が石垣島の農産物、食材加工品、加工食品などを扱うテークアウトのみのカフェで、メニューは「辺銀食堂」がプロデュースしたジャージャン丼やコージューシー、ドリンクなど。
2階は石垣島関連のファッション雑貨などを展示販売するスペースとなり、現在は石垣島関連のクリエイターらによる作品を集めた「石垣島クリエイティブフラッグ展」が行われている。
同店はオープンに先駆け、9~11日まで代々木体育館で開催された国際博覧会「rooms29」にも出展。主催者側から優れた取り組みに贈られる編集長賞を獲得した。
出店について、ディレクターの西村亮一さんは「流通の出口をつくることが課題としてあった。取り扱う商品をここにストックしておき、ここから配送することで、流通コストを抑えられる」と語り、「代官山は発信力のある人が多い。ここを使用して今後、さまざまなイベントを仕掛けていきたい」と、ショップを拠点に石垣島を発信していく考えを示した。(黒島安央東京通信員)