台湾中部の彰化県員林鎮で活動する侯慧鈴(ホーフィリン)舞団(侯慧鈴団長)の石垣島公演(八重山台湾親善交流協会主催)が14日、石垣市民会館大ホールで昼夜2回行われ、大勢の市民が躍動感あふれる舞台を楽しんだ。
同協会(石垣久雄会長)が昨年7月、員林で第1回文化交流を開催したのがきっかけで実現した。今回は中高生らの団員21人と関係者ら17人が同協会(石垣久雄会長)の招きで来島。正月や豊年の踊り、中国の少数民族の舞踊、武術などを現代風にアレンジした12演目を披露した。
八重山3高校の郷土芸能部も出演。フィナーレの巻踊りとモーヤーでは八重山と員林の出演者が全員ステージに上がり、舞踊を通して交流した。
来場者は「アグレッシブでテンポがよく迫力があった」などと感想を話した。
侯慧鈴団長は「こういう機会をつくってくれた協会に感謝したい。子どもたちも気持ちを込めて踊った。皆さんに福と幸せを与えられたらうれしい」と話した。
団員の魏嘉螢(ウエイ・チャーイン)さん(13)は「地元の高校生といっしょに踊れてうれしかった。世界はつながっていると感じた。八重山の踊りは生活が表現されている。歌いながら踊っていたことに驚いた」と刺激を受けた様子だった。